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お電話で2020/8/8 メディア掲載
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埼玉・浦和中央青果市場から様々な改修依頼を受け
顧客寄り添い、仕事に広がり
九州でも”再生”パネル冷蔵庫など施工
その確かな技術力を持ってユーザーの要望に最大限応えたオーダーメイドの冷蔵庫設備の設計・施工を手掛け、最近では青果物卸売市場のコールドチェーン(CC)化にも取り組んでいる静岡冷工(社長=平田繁男氏、本社・静岡市葵区唐瀬3-6-13)。
同社は地元・静岡に止まらず、広く全国を営業エリアとする。
特に関東と九州で多くの案件を抱えており、持ち前のフットワークで現場に出向き、様々な工事を自社でやり遂げる。
同社のスタイルで特筆されるのが、顧客の要望を実現するため、自社の責任施工で最大限それに応える”顧客に寄り添う姿勢”だ。
地域に留まる”冷凍機屋”がともすると「価格競争」に陥りがちな中、同社は遠方のユーザーにも寄り添う新たな”冷凍機屋”のスタイルで「質」にこだわった仕事を提供。
その丁寧で熱心な仕事ぶりが評価され、同社には継続的に仕事の依頼も広がりつつある。
新型コロナウィルスや頻発する災害など不確実性が増す中、同社のスタイルがどのように進展を遂げるか、注目される。
同社の2020年度(9月期)の業績は、非常に校好調だった前年・一昨年を除く例年並みを見通しており、堅調推移となっている。
近年、同社が継続して取り組んでいるのが、浦和中央青果市場(埼玉県さいたま市)のCC化だ。
15年より5期にわたり、毎年、青果物保管エリアに1区画(幅10m×奥行き20m)ずつ、プレハブ冷蔵庫設備を新規導入してきた。
工事の度に市場側の要望に応えた冷蔵庫設備を構築し、補助金申請までを含めて一貫してサポートしてきた。
今年は、新規工事は実施しないが、2期工事で3面に導入したアコーディオン式冷蔵庫設備を、より断熱性能の高い可動パネルに入れ替える計画。
もともとアコーディオンは、搬入・搬出時の動線に配慮して導入した。
ただ導入当初とは使い方が変わる中、近年の外気温上昇、更には昨年の第5期工事で導入した可動パネルによる冷却効果を市場側が実感していることもあって”より冷える冷蔵庫”の要望があり、これに応えて可動パネルに入れ替える。
また、老朽化したR22冷凍機のR448A冷凍機(パナソニック製)への入替工事も提案しているところだ。
同社と同市場との信頼関係は厚く、冷蔵庫設備以外にも様々な改修工事の依頼を受けている。
例えば昨年末から今年にかけては同市場の事務所棟でエアコンの入替工事を実施。
また、今年4月には同市場の子会社の区画で、不具合の生じていたオーバースライディングドアを同社の提案によりシートシャッターに入れ替えた。
ここでは、解体工事や鉄骨工事も自社で施工し、断熱パネルは自社で洗浄した”再生”パネルを用いてコストも抑えた。
従来よりも格段に高速なシートシャッターは同市場から好評で、結露もごく少量で済み、地面には水分が全く溜まらないという。
現在、依頼を受けて提案を進めている案件としては、昨年10月の台風19号で浸水被害を被ったキュービクルの入替がある。
ここでは水害対策として嵩上げを行い、鉄骨工事も含めて実施したい考え。
さらには冷蔵庫設備を導入した市場の大屋根から雨漏りがするため、毎年2〜3区画ずつ補修し、全10く区画を3〜4年で補修する計画も提案中だ。
このほか同じ埼玉では、点検・修理を手掛けている川口の某配送センターでR448A冷凍機への入替を予定する。
他方、同社は九州地区でも積極的に事業を展開している。
今年3月末〜4月に掛けては、熊本県の某カット野菜工場の増産に対応するため、既設の蓄熱冷却システムに冷水設備を増設。
大型のプレートクーラーを導入し、ポンプ等も能力を増強した。
また同県の某市場では、同社で洗浄した”再生”パネルと”再生”冷凍機を用いてコストダウンも実現しつつ、果物保管用の25坪のプレハブ冷蔵庫設備を施工した。
正面のスライドドアは左右どちらかのハンドルを操作すれば両面全開となる仕様で、ストレスなく使用できる。
この業者からは、他にも長崎県の青果集荷場の建替案件で冷蔵庫設備の話が寄せられている。
このほか九州の別の業者との間では、新型コロナ関連の補助事業も絡め、冷蔵庫設備を受注見通しという。
沖縄でも事業が拡大傾向にある。
現在、同社は食品加工工場の新築案件で、施主側から冷蔵庫設備の依頼を受けており、同社は九州の冷設業者と連携して施工する方向で調整を進めている。
また、施工実績が豊富に紹介されているホームページを見た沖縄の食品設備業者から「可動パネルやアコーディオンカーテンを使いたい」という話も寄せられているという。
このほかにも同社へは全国各地から仕事の話が寄せられているが、同時に仕事の内容も広がりつつある。
食品分野の特殊工事としては、栃木の食品保管庫でフリーズドライ加工した果物にチョコレートをまぶした商品向けの冷却装置の工事を進めている。
また食品分野以外でも、ホームページを通じて関西の科学会社から「電動アコーディンカーテンを工場で使いたい」と要望が寄せられたという。
更には地元・静岡の富士宮では特注仕様のフラワーキーパーも手掛けるなど、同社の仕事は「食品以外の分野にも広がりつつある」(平田繁男社長)。
なお同社は頻発する水害への対策として、本社近傍の高台に、資材の仮置き場として使う別館の建築を計画している。
浦和中央青果市場 第5期工事
「浦和中央青果市場 第5期工事」はこちらからご覧ください。
熊本県の某カット野菜工場の冷水設備装置
「冷水設備装置の増設」はこちらからご覧ください。
熊本県の某市場の再生パネルオーダーメイド冷蔵庫
「再生パネルオーダーメイド冷蔵庫工事」はこちらからご覧ください。
電動アコーディオンカーテン式冷蔵庫設備
「電動アコーディオンカーテン式冷蔵庫設備」はこちらからご覧ください。
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