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お電話で2023/9/28 メディア掲載
松戸大栄青果
低温化で品質管理
働き方改革の推進も
温暖化が進み青果物流通ではコールドチェーンが必須となっている。
とくに夏場は商品の品質管理だけでなく、勤務者の体調管理のうえでも重要だ。
千葉県柏市公設地方卸売市場の青果仲卸である松戸大栄青果(中根俊介社長)では、店舗前の荷捌場(130平方メートル)および立体駐車場1階のパック作業場(140平方メートル)を低温化した。
店舗前は壁パネル可動式冷蔵庫、パック作業場は電動アコーディオンカーテン式冷蔵庫で、いずれも静岡冷工(平田繁男社長、静岡市葵区)が施工。
中根社長は「商品の品質管理とともに、パートさんが働きやすい環境も整備できた」としている。
同社は元々、松戸市公設地方卸売市場北部市場に入場していたが、2017年3月で廃止されたため同4月から柏市場に入場(他、船橋市場、市川市場にも入場)。
しかし全体的に冷蔵施設が不足しているうえ、年々夏の暑さは厳しくなるばかり。
「毎年”想定外”の暑さを繰り返している。とくに昨夏の暑さで体調を崩す人が出るなど、作業場の低温化は喫緊の課題だった」という。
そのため今年2月から静岡冷工と協議を重ね、開設者の理解も得て夏場に間に合うように5月末に着工し、1ヶ月後の6月末に完成した。
静岡冷工製の冷蔵庫
制作技術活かし施工
このうち荷捌場は、店舗との連結および青果棟の壁を活用することで2面壁パネル可動式とし基本的に15~20°Cで運用。
幅90センチのパネルは簡単に動かせるため、フォークリフトでの搬出入もスムーズ。
青果棟の床には傾斜がついているため、床との接面に調整を施している。
また、パネルには「窓」が取り付けられ、外からでも作業や商品の保管状況を確認できるようにした。
壁パネル可動式冷蔵庫のパネル可動の参考動画
一方、電動アコーディオンカーテン式を取り入れたパック作業場は、長時間勤務するパートにもやさしい20°Cで運用。
午前2時から午後2時までの必要な時間だけ冷房を稼働させることで、電気料金は月額7万円で済んでいる。
電動アコーディオンカーテン開閉の参考動画
「設置や運用のコストは価格に転嫁できるわけでもないが、コールドチェーンは青果仲卸には不可欠。品質管理とともに働きやすい環境づくりは仲卸機能のアップにつながる」(中根社長)。
なお同社では、障がい者施設と連携。
パック作業を一部外注しているほか、作業過程で発生したキャベツの外葉などを施設で運営している養鶏用のにわとりの餌として引き取ってもらい、ゴミ処分コストの削減と環境負荷のつなげている。
2面壁パネル可動式冷蔵庫設備
詳細はこちらからご覧ください。
3面壁パネル可動式冷蔵庫設備
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4面壁パネル可動式冷蔵庫設備
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電動アコーディオンカーテン式冷蔵庫設備
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パネル可動式冷蔵庫(1)
パネル可動式冷蔵庫(2)
2面壁パネル可動式冷蔵庫設備
3面壁パネル可動式冷蔵庫設備
4面壁パネル可動式冷蔵庫設備
電動アコーディオンカーテン式冷蔵庫設備(1)
電動アコーディオンカーテン式冷蔵庫設備(2)
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